快晴の雪山 天狗岳(八ヶ岳)
☆ 2019.3.18~19 1泊2日(営業小屋泊まり)
☆ リーダー:あみちゃん、メンバー:高さん、雪山入門のH嬢 以上3名
「やった~!」 ワン、ツー、スリーのハイタッチ3回!
3月19日午前7時55分 快晴無風の下、東天狗岳登頂! 目に飛び込んできたのは南八ヶ岳の硫黄岳の爆裂火口壁と赤岳、阿弥陀岳の凛とした山容!そして南アルプスの甲斐駒ケ岳や北岳、仙丈ケ岳・・・・・!
18日朝9:45 東山麓の稲子湯の先、「みどり池入口」駐車場を出発。新雪が1mほど積もったとの情報からラッセルも覚悟していたが、前日日曜日の入山者のお蔭でトレースがしっかりできていてほっと安心。白樺やコメツガの森の雪道を汗ばみながら快適に進む。みどり池のほとりに立つ「しらびそ小屋」でラーメンのランチ。期待していたとおり名物の野生のリスが歓迎してくれた。
中山峠(2,400m)に突き上げる壁はさすがに急。慎重に雪の斜面を登り切ると主稜線に出る。東天狗岳の尖った山頂が目に飛び込む。シラビソと雪が作るクリスマスツリーのトンネルを抜けると眩しい雪原に出る。今日の宿「黒百合ヒュッテ」に到着。(14:05)
山荘の前の小山に散歩がてら登ってみる。頂からは霧ヶ峰高原と美ヶ原、その奥には穂高連峰から白馬岳までの北アルプス全山が見渡せる。心地良い陽射しと空気に包まれながら、しばし天空の別世界に酔う。
夕飯までのひと時は待望の宴の時間だ。担ぎ上げたCAVAのスパークリングロゼで乾杯! リーダーが担ぎ上げた獺祭(だっさい)の冷えた大吟醸がこれまた旨い! 小屋は空いていて快適だった。
2日目4:40に外に出てみる。気温は-9度。満点の星! 南にはさそり座とその心臓アンタレス、北には北斗七星がハッキリと見える。
朝6:45 不要な荷物を小屋に置いて天狗岳を目指す。陽が当たり始める。左後方には浅間山が秀麗な姿で輝いている。東天狗岳の山頂でしばし眺望を楽しんで、次の西天狗岳に向かう。20分ほどで登頂。標高2,646m。H嬢にとって初めての八ヶ岳!初めての高山!初めての雪山!ハイタッチ3回の儀式をして喜びに浸る。
山小屋までの帰路は、あえて人の入っていない天狗の奥庭を経由するルートを選ぶ。時折、腰まで潜って難儀するが1時間25分で帰着。行動食でランチに代える。早速にMovie Creatorのアプリを使って登頂記録動画を作成し、LineやFb、Instaにアップして自己満足に浸る。帰りは登ったルートを辿って稲子湯Pに13:20無事下山する。
お天気に恵まれて、H嬢にとってお初の雪山登山は最高の山旅になったようだ。無事に実現できて良かった。あみちゃんリーダーにはお世話になりました。
☆行動時間:1日目 4時間20分(休み40分を含む)
2日目 6時間35分(休み1時間30分を含む)
※スノーシューを持参したが使用せず。