メンバー:麗子、kakky 、あやや、こばちゃん、ノンちゃん、とこ、かかと、
ケンちゃん、せき、ミッコ、なお、ゼブラ(SL)、まなちゃん(CL)
2月11日(土・祝)
昨年はコロナの緊急事態で中止になったリベンジ山行で、ライザワールドスキー場から地蔵岳まで足を伸ばす計画でした。申し込みが殺到してリーダーとしては嬉しい悲鳴なのですが、最も混雑する時期の蔵王で13名の予約に苦労しました。宿泊は温泉組と市内組の二手に分かれることになり、市内組はケンちゃんに全権を委任しました。
前日の金曜日は栃木でもこの冬一番の大雪で、蔵王の「てんくら」も芳しくなく、強風は避けられない状況でした。しかし、思案の結果、予定通り実施することにしました。
ライザワールドスキー場からリフトを2本乗り継いで歩き出せば、そこは坊平樹氷原で、大小のモンスターが私たちを迎えてくれました。避難小屋を過ぎて大平原を行くころには青空が現れ、テンションが上がりまくり、初めてモンスターを見るメンバーは写真を撮りまくりでした。牛の背に着くと予報通りの強風にさらされましたが、風に向かって進み、ショートカットで熊野岳山頂へ。この頃になると相変わらずの風とガスが視界を遮って展望が得られず、地蔵岳はスキップして刈田岳を目指すことにしました。
巨大に発達したエビの尻尾をたどりながら刈田岳に到着しましたが、鳥居のエビの尻尾は崩れてしまったようで、再発達中のようでした。ガスでお釜が見えたり隠れたりを繰り返すなか、風を避けてランチを食べて早々に下山を開始しました。
下山ではリフトを使えないのでゲレンデの端を歩いていくと、1本目のリフトの近くのゲレンデど真ん中に、横になったままピクリとも動かない女性はいるではありませんか!メンバーがそのボーダーに声を掛けると、何と寝込んでしまっていた様子にまたまたビックリ!!
無事下山すると気持ちはすっかり温泉とビールモード。翌日の待ち合わせ時間と場所を決め、温泉組と市内組に分かれてそれぞれの宿に向かいました。市内組の詳細はよく分かりませんが、夜中にLINEでピコピコと写真が大量に送られてきたことを考えると、かなり盛り上がったのでしょう。ちなみに、温泉組の宿は従業員も宿泊客も外国人ばかりという感じで、ガンガンと洋楽が流れるアメリカンテイストのロッジでした。何は無くともとりあえずビール、ボリュームたっぷりの夕食、蔵王温泉共同浴場「上湯」、プチ二次会という感じでした。
【おまけ】2月12日(日)
このスノーシュー・ツアーは観光付きで、二日目は冬の山寺(立石寺)を訪れ、山形市内で箱そばを堪能し、高畠ワイナリーと道の駅米沢での買い物を楽しみました。
山寺の階段は1,015段あるとされ、一段一段登るごとに、欲望、汚れ、煩悩を落として正しい人間にしてくれるそうです。階段はある程度雪かきがしてあるものの、凍り付いてツルツルで滑りやすく、特に下りる時に度々悲鳴が轟きました。
芭蕉もビックリ!『静かさや 岩にしみいる 叫び声』曽良(ソラ)見たことか(笑)
五大堂からの眺めは水墨画のようで素晴らしい景色でした。しかし、登りたい山が多すぎる悩み多きメンバーの煩悩が消えたかどうかは定かではありません。次回はロープウェイを使って地蔵岳から刈田岳のコースがいいかも知れません。