大菩薩嶺〜介山荘(泊)〜牛奥ノ雁ケ腹擦山
メンバー
まなちゃん(L)、mow、ゼブラ、あち、TF、コジロー、土鍋
大菩薩嶺は、かの深田久弥も「大菩薩嶺が大勢の人に親しまれるようになったのは、その名前の文学的魅力だけではない。初心者にとってまことに格好な山だからである。東京から日帰りができるし、いろいろ変化のある安全なコースが開かれているし、展望は素晴しく雄大だし、それに二千米の高さの空気を吸うことができる。」と記す通り、緩やかで歩きやすい、まるで公園のような山ですが、こんな緩やかな山を「あえて小屋泊で」という、なんとも贅沢な山行でした。
12/2 1日目
まだ暗い午前6時に烏ヶ森公園の駐車場に集合、東北道〜圏央道〜中央道と快速して上日川峠駐車場まで。早速登り始めるも想定外の暖かさで20分程で大半のメンバーがお着替えタイム、初冬の時期はレイヤリングが難しいですね。予想されていた強風もなく、ゆるゆるとランチスポットの「雷岩」に到着。大菩薩「嶺」の山頂は展望なく残念だよ、とは聞いていたもののやはり山頂に向かい、んで「うん!やっぱり残念!」って言いながら集合写真撮って雷岩に戻ります。
雷岩でバーナーを使って暖かい山飯を楽しんだ後は、ゆるゆるとアップダウンの少ない気持ちの良い尾根道を辿り宿泊地の介山荘に到着、時刻はまだ14時前。
「到着早すぎないか?」なんて思いもありましたが、しかしパーティー登山でみんなでワイワイ酒飲んでいたら時間が過ぎるのもあっというまでした。山小屋で過ごす夜、夜景に星空、天の川に凛と澄んだ空気、最高でした。介山荘はとてもキレイだし食事も美味しいしご主人も楽しい方だし、これは「また来たい山小屋」ですね。たらふく食って飲んで寝て2日目に。
12/3 2日目
「ご来光」は「宿泊登山の醍醐味のひとつ」で間違いないと思われ、しかし宿泊する場所によってはご来光もモルゲンロートも見えなかったりもありますが…
…介山荘の立地は最高です。
宿泊者みなさん小屋から10分程の見晴らし台にぞろぞろ集まり、寒いがしかし耐えられない程ではない夜明け前のトワイライトタイム、からのご来光。赤く焼ける富士山、遠くに焼ける南アルプスの絶景には、もう言葉もありません。個人的な感想ですが、やっぱ「無理して日帰り」よか「ゆるふわ小屋泊」の方が好きだなぁ。
小屋に戻って朝飯食べて(これがまた旨すぎる)、向かうは日本一長い名前の山である「牛奥ノ雁ケ腹摺山(以下牛奥)」です。この日は快晴で富士山がずっと付きっきり、もう笑っちゃうくらいに付きっきりでした。旧500円札に描かれた富士山は牛奥からのアングルだったとか、そのくらいに「富士山が美しく見える山」ってことで、そんな「富士山展望台であったかいうどん作って食べる」という贅沢を満喫です。
牛奥からの下山はやや急な樹林帯歩きからやや長い林道歩きです。喫茶店「すずらん」さんに立ち寄りコーヒーを飲みながらバスを待ち、んでバスに乗って車を停めてある上日川峠駐車場まで。そこから温泉入って高速パーキングで夕食食べて烏ヶ森に戻り解散。
無理のない計画で「楽しい!」な山旅となりました。