日時:令和6年8月10日(土)~12日(月・代祝)
参加者:まなちゃん(L)、トポ、ラッセル、こばちゃん、ノンちゃん、つんさん、とこ、アキ、タモさん
コース概要:
8/10 A班2:30西那須野運動公園発。宇都宮でトポさんをピックアップ
B班3:00発。 東北道・上信越道経由で長野県大桑村へ
8:30 伊奈川ダム手前の路肩に駐車(道路崩壊により登山口まで行けず)
8:46 スタート
9:22 伊奈川ダム登山口。林道を登り始める。急登ではないが長いのぼりが続く。林の中は日陰で助かる。徐々に尾根道へ出る。
13:10 御嶽山見晴台。名ばかりで展望はない。
14:00頃 水場。ここが最後の水場で小屋までは1時間。炊事と翌日分の給水の必要も有りだ。しかし、これが残り1時間の登りに確実なウエートアップとなり、皆全身汗だくのダラダラ。暑かった~。
少し下ると赤い屋根が見えた!「もう少しで汗と苦労が報われる。」 頭の中には“冷たいビール”の映像がちらつく。 果たして売ってる? 願わくば冷えててほしい!
14:58 越百避難小屋。 朝早くの出発、長時間移動、5時間の登りで結構きつかった。ザックを下ろしてお待ちかねのビール。「トッポ先輩ご馳走様」と乾杯、プシュ。おいしい、が・・・常温、ぬるい。やむをえまい。
小屋の管理人の女性は、とても高校生の孫がいるとは見えない若々しく素敵な方で、吾妻山の話などで盛り上がった(ついでにCラブ・ツーリズムの悪口も)。トイレは綺麗でグッドでした。
8月11日 5:00起床 6:22出発。
本日は「山の日」にふさわしく朝から快晴で、越百山を登るにつれ素晴らしい展望が開けてきた。西には御嶽山の雄姿も見えた。高まる期待。
7:09 越百山登頂。素晴らしい景観の連続。「私たちよっぽど行いが良かったのかしら。」 稜線に出ると左右に広がる山々。後ろには越百避難小屋の赤い屋根が小さく見え、前には南駒ケ岳への縦走路が続く。これぞ中央アルプス縦走の醍醐味!!
8:48 仙涯嶺。
10:53 南駒ケ岳登頂。「日本百名山」の著者深田久弥氏が、空木岳とどちらを選ぶか迷った名峰。双耳峰でいい山でした。
空木岳までの稜線は快適と思いきや、這松の枝をかき分け進み、足がバチバチ傷だらけ。おまけに、徐々にガスが掛かり、稜線を歩いても今回の主峰である空木岳の姿は見えず。展望は見えなくなってきた。
でも、お花畑が広がり、黄(ミヤマアキノキリンソウ)、紫(サクライウズ(トリカブトに似た花)、チシマギキョウ)、白(トウヤクリンドウ、ヒメウスユキソウ)などの高山植物が咲き交じり、気持ちを慰めてくれる。
「夏山で午後まで展望を望むのは贅沢。花があってよかったよ」と自分に言い聞かせて岩場を登っていくと、まなLが声を潜めて何やら怪しげなジェスチャーをするではないか。大丈夫この人? とっ、居た! 雷鳥の親子連れだ! 親鳥を追いかけてヒナが数羽ヨチヨチ。なんと可愛い! 涙でちゃうよお~。 すると頭の上が赤い雄が2羽出てきて「グルゲロ」と警戒の鳴き声。 那須動物王国から移送・放鳥したニュースを思い出し「俺ら栃木から来たんだ。懐かしくないかい?」と栃木弁(平板なアクセント)で呼びかけてみた。通じたかな? 国の特別天然記念物で絶滅危惧種である雷鳥に会えたとは、なんという幸せ。
13:46 空木岳登頂。展望がきかないのが残念だが何といっても百名山。記念写真をゲット。バンザーイ!
その後は、岩の多い下りが長く続く。今夜の泊りは木曽殿山荘。「食事付だから、ビールも冷えてるべ」と皆の期待は一歩ずつ高まりバブリー。
15:29 木曽殿山荘着。ザックを置いてさあビールで乾杯・・とっ、またしても常温。先人曰く、「期待とは、喜びの感情の前借りであり慎むべし」。
午前中の山並み展望、花、雷鳥の三点セットで十分満足。さらに、夕食は美味しいおでん。地元の銘酒七笑で晩酌もよし。二階の広間で雑魚寝もゆったりと快適でした。
8月12日 4:00起床。5:00朝食、おひたしや煮物など野菜がうれしい
5:45出発。 伊奈川ダムに向けて人通りの少ないルートを下る。木立の中なので暑くはないが、林道に入ってからも結構長い。
11:46 伊奈川ダム登山口。
12:23 駐車スペース着。
桟温泉の温めの湯につかり、無事に帰路につきました。
天候に恵まれた気持ちの良い山行でした。皆さん良く歩きました。(文責タモ)