・期間:5/12(金)~5/14(土)
・参加者:まなちゃん(リーダー)、ミッコ、なお、つんさん(サブリーダー)、エミリー、クロさん、あっこちゃん、あち、やす、沢ちゃん(記) (男性7名、女性3名)
・天上山基礎データ:標高572m、新日本百名山と花の百名山、台形状の美しい形と変化に富む景観で初心者から山歩きに慣れた人まで多くの人を魅了する。
・神津島基礎データ:距離;東京竹下桟橋から約180km、面積;約19k㎡、周囲;約22km、人口;約1,900人、アクセス;東京から大型客船で約12時間、高速ジェット船で約4時間、
5/12(金)21:00竹下桟橋に集合、既に一杯入っている人もいる。21:40頃、大型客船「さるびあ丸」に乗船。部屋に入るとすぐに、酒とつまみを中央に車座になって、打ち合わせ(?)が始まった。
22:00に出航。展望デッキに上がると、東京タワーや高層住宅の夜景がとてもきれい。しばらくするとレインボー・ブリッジの下を通過。風が冷たく、部屋に戻ったり、また展望デッキに行ったりしながら、1時間20分後横浜港に到着。横浜の夜景もきれい。 翌朝、大島、利島(としま)、新島、式根島、に寄港しながら10:00頃、神津島に到着。
神津島は昔、水の配分のため伊豆諸島の神様が集まったという伝説があり、「神々が集う島」と言われている。
下船後、登山に不要な荷物を民宿の車に積み込んで、10:20頃、港から登山開始。
この山は全体的にはプッチン・プリンのような形をしているが頂上部(プリンのキャラメル部)は平らではなく、小さな山(ピーク)や池、砂漠(後述)がいくつもあり、天上山山頂はその中の一番高いピークであるらしい。
11:00頃、黒島登山口を出発。急坂なので道はジグザグになっている。後ろの景色を見ると海が見えて、登るにつれ前浜港(登り始め地点)や前浜の街がよく見えてくる。
12:00頃、黒島展望山到着。360°展望がある。北側に天上山山頂が見え、小さく4,5人の人影が見える。ここも絶景。南西のほうは前浜や海。北のほうは天上山らしき山とその他の低い山々。
12:20頃、表砂漠到着。ここで昼食。ここは窪地で白い砂地になっている。たくさんの色違いのつつじが咲いていたがどれもオオシマツツジということにして先へ。次に裏砂漠。表砂漠よりも数倍広く、「月の世界の地形」と言われるだけのことはある。近くの裏砂漠景勝地は絶景。断崖越しに神津島の東側の海が見えるのだが、近くには名前の知らない小さな島が2つ、先のほうには式根島、新島、利島、かすかに大島、すこし右側にはかすかに三宅島も見える。この後は新東京百景展望地、天空の丘、ババア池
14:15頃、白島10合目到着。この辺から下の広い森を見ると新緑がとてもきれい。黄色、黄緑、緑とその中間色が織りなす模様は描こうと思っても描けるものではないであろう。緩い下り坂を行くとすぐに左手に不入ガ沢(はいらないがさわ)。水配りのときに神様方が集まったところだそうだ。殆どなくガレ場。ここは土砂崩れが起こる所らしく大正時代(?)から昭和の終わりのころまで治山工事を行っていた所だそうだ。長さ数十mの砂防ダムがいくつも麓のほうまで作られている。
最後、急坂を登ること10分、ついに天上山山頂。やったあ!360°の視界。南側は眼下に前浜、東側は黒島展望地、その先に式根島等の島と海、北側は草に覆われた低い山々と所々に登山道、その先に海、西側も山と海。
さて白島登山道を下山。15:45頃、前浜の民宿に到着。民宿の夕食が豪華であった。金目鯛の頭と尻尾が皿から飛び出ていて、そこに金目鯛、ハチビキ、赤イカの刺身が盛り付けられていた。他に、金目鯛の煮付け、サワラと赤イカのフライなど。ビールや地物の焼酎(盛若)で盛り上がる。
翌日(5/14)は観光。
港からバスにのって、長浜海岸へ。さらに海岸沿いの舗装道路を赤崎遊歩道まで約30分歩く。海岸の岩はミルフィールのように何層にもなった曲線の模様がきれい。流紋岩とのことである。赤崎遊歩道を散策。陸側と岩側の間が木製の橋で複雑につながっている。水がエメラルド・グリーンですごくきれい。さてバスが来る保養センターまで歩いて戻り、足湯入ったりしてバスを待った。
11:00のバスで「まっちゃーれセンター」に戻り、隣の「よっちゃーれセンター」(海産物販売、食堂)で昼食。その後、各自、街中を散策。
13:30頃、高速ジェット船「セブンアイランド愛」に乗船。式根島、新島、利島、大島、久里浜に寄港しながら、17:45頃、竹下桟橋到着。竹下桟橋で解散となった。
自分は那須塩原駅に19:19に到着した。見慣れた風景を見て、非日常から日常に変わるんだなと感じた。ほんの数時間前は神津島の「よっちゃーれセンター」の漬け丼を食べていたことが、夢のような気がした。土曜日は雨に降られることもなく、山に登って絶景が見られ、夜はおいしい料理を味わって、最高の時間でした。
リーダーさんには船や宿の予約から現地での引率まで大変お世話になりました。特に、事前の天気予報が良くなかったので、雨の時の心配などで心穏やかではなかったかと思います。本当にありがとうございました。
なお、あちさん情報によれば、我々が帰りの船に乗って間もなく、神津島は豪雨と震度3の地震があったそうです。我々はやっぱり神様に守られているのかも…。