なすしおばら山の会

2023.4月~6月

谷川岳主脈縦走

617日(土)~18日(日)
参加者:まなちゃん(リーダー) ワコさん トコ せき エミリー  ミッコ つんさん ゼブラ(記)

 

梅雨の晴れ間の谷川連峰主脈を1泊2日の縦走。

谷川岳から平標山にかけての稜線が続く縦走路。 谷川岳~万太郎山~仙ノ倉山~平標山をひたすら歩くいつかは挑戦したいと思っていたコース。1日目は、谷川連邦の主峰のトマノ耳とオキノ耳に登ります。

今回は日本三大急登の1つと言われている西黒尾根からスタートしました。最初の樹林帯を抜けると快晴の空と谷川岳ロープウェイの山頂駅が見えた。スリリングな鎖場も現れるが足を置く場所がちゃんとしていて登り易い。ずっと急登だがこの西黒尾根は谷川岳の荒々しい山頂が徐々に近づいてくる景色が良い。気温も30°Cの真夏日、暑い。肩ノ小屋に到着した時には汗びっしょりで準備していた水分も2ℓ消費してた。小屋にリュックを置いてトマノ耳に向かう。山頂から見える朝日岳方面の山並み、いつか馬蹄形縦走ルートで行く日がくるのだろうか…オキノ耳にも到着、明日歩くのどかに見える谷川主脈の稜線を見て遥か先の平標山が…うーん、遠い!肩ノ小屋に戻ってきてまだ15時。この日は山頂からすぐの谷川岳肩ノ小屋で体を休め、ハードな次の日に備えます。明日は万太郎山、谷川連峰最高峰の仙ノ倉山を超えて平標山を目指します。 

2日目、5時に小屋を出発。西黒尾根にはあまり花はなかったが主脈にはハクサンイチゲやイワカガミがたくさんは咲いてます。先ずはオジカ沢の頭を目指します、風の強い日でしたが慎重に進めば問題なし。広大な山塊と稜線が続くとても2000 m以下とは思えない稜線歩きです。アップダウンが多く、特に万太郎山から仙ノ倉山間は標高差を400m下って500m登り返すという今回のルートで最も厳しい箇所です。主脈で出会った登山者の方とお話しした時に「西黒尾根から!カッコいい!スゴイ!マジで!頑張って!」と言ったお言葉をいただきました。それくらいこの主脈縦走は体力的に厳しいルートなんですね。平標山登山口まで無事に歩き通せてホッとしつつ、今回は天気に恵まれて素晴らしい景色に出会え、充実感に満たされた最高の稜線歩きでした。
2日間の歩行距離22.4Km登り2800m下り2500m  

 

 

猫魔ヶ岳~雄国沼

6月24日  猫魔ヶ岳~雄国沼

 

参加者 にゃおき(リーダー)、こばちゃん、山キュー、ラッセル、麗子、mowkakky、ミッコ、まーちゃん、すーさん、サエちゃん、アキ、まなちゃん(サブリーダー)

 

7:05頃 小雨が降る中、八方台登山口を出発。緩やかな登り道でギンリョウソウやウラジロヨウラクなどを眺めながら歩く。少し急登を上ると登山開始から1時間ほどで猫魔ヶ岳頂上に到着。雨は止んでいるものの、辺りは雲に包まれ周りの景色は見えない。猫石を横目に雄国沼へ向かう。金沢峠の展望台からうっすらと雄国沼が見える。

10:00頃 雄国沼に到着。一面に可憐なニッコウキスゲが咲いていて感激。つぼみがまだ、たくさんあるので、一番の見頃はこれからのよう。雲がかなり薄くなり、雄国沼を見通して周辺の山もきれいに見る。湿原を散策しながら木道を一周し、雄国沼休憩舎へ向かう。

10:50頃 雄国沼休憩舎に到着。建物が大きくデッキにはテーブルとベンチ、建物の中も広々としており、ゆっくりと昼食をとることができた。

11:30頃 雄国沼休憩舎を出発。雄国沼を周回し、猫魔ヶ岳へ。平坦な道からだんだんと急登を登り、猫石に到着。少し登ると猫魔ヶ岳頂上へ到着。雲の切れ間から猪苗代湖や磐梯山が見える。磐梯山を眺めながら下山開始。

13:45頃 八方台登山口に到着。裏磐梯レイクリゾートで汗を流し、黒磯板室ICへ。にゃおきさんの初リーダーの山行を無事終え、猫魔ヶ岳~雄国沼登山を満喫しました。

神々が集う島神津島・天上山

・期間:5/12()5/14()

・参加者:まなちゃん(リーダー)、ミッコ、なお、つんさん(サブリーダー)、エミリー、クロさん、あっこちゃん、あち、やす、沢ちゃん(記) (男性7名、女性3名)

・天上山基礎データ:標高572m、新日本百名山と花の百名山、台形状の美しい形と変化に富む景観で初心者から山歩きに慣れた人まで多くの人を魅了する。

・神津島基礎データ:距離;東京竹下桟橋から約180km、面積;約19k㎡、周囲;約22km、人口;約1,900人、アクセス;東京から大型客船で約12時間、高速ジェット船で約4時間、

 

5/12(金)21:00竹下桟橋に集合、既に一杯入っている人もいる。21:40頃、大型客船「さるびあ丸」に乗船。部屋に入るとすぐに、酒とつまみを中央に車座になって、打ち合わせ()が始まった。

22:00に出航。展望デッキに上がると、東京タワーや高層住宅の夜景がとてもきれい。しばらくするとレインボー・ブリッジの下を通過。風が冷たく、部屋に戻ったり、また展望デッキに行ったりしながら、1時間20分後横浜港に到着。横浜の夜景もきれい。 翌朝、大島、利島(としま)、新島、式根島、に寄港しながら10:00頃、神津島に到着。

神津島は昔、水の配分のため伊豆諸島の神様が集まったという伝説があり、「神々が集う島」と言われている。 

下船後、登山に不要な荷物を民宿の車に積み込んで、10:20頃、港から登山開始。

この山は全体的にはプッチン・プリンのような形をしているが頂上部(プリンのキャラメル部)は平らではなく、小さな山(ピーク)や池、砂漠(後述)がいくつもあり、天上山山頂はその中の一番高いピークであるらしい。

11:00頃、黒島登山口を出発。急坂なので道はジグザグになっている。後ろの景色を見ると海が見えて、登るにつれ前浜港(登り始め地点)や前浜の街がよく見えてくる。

12:00頃、黒島展望山到着。360°展望がある。北側に天上山山頂が見え、小さく45人の人影が見える。ここも絶景。南西のほうは前浜や海。北のほうは天上山らしき山とその他の低い山々。

12:20頃、表砂漠到着。ここで昼食。ここは窪地で白い砂地になっている。たくさんの色違いのつつじが咲いていたがどれもオオシマツツジということにして先へ。次に裏砂漠。表砂漠よりも数倍広く、「月の世界の地形」と言われるだけのことはある。近くの裏砂漠景勝地は絶景。断崖越しに神津島の東側の海が見えるのだが、近くには名前の知らない小さな島が2つ、先のほうには式根島、新島、利島、かすかに大島、すこし右側にはかすかに三宅島も見える。この後は新東京百景展望地、天空の丘、ババア池

14:15頃、白島10合目到着。この辺から下の広い森を見ると新緑がとてもきれい。黄色、黄緑、緑とその中間色が織りなす模様は描こうと思っても描けるものではないであろう。緩い下り坂を行くとすぐに左手に不入ガ沢(はいらないがさわ)。水配りのときに神様方が集まったところだそうだ。殆どなくガレ場。ここは土砂崩れが起こる所らしく大正時代(?)から昭和の終わりのころまで治山工事を行っていた所だそうだ。長さ数十mの砂防ダムがいくつも麓のほうまで作られている。

最後、急坂を登ること10分、ついに天上山山頂。やったあ!360°の視界。南側は眼下に前浜、東側は黒島展望地、その先に式根島等の島と海、北側は草に覆われた低い山々と所々に登山道、その先に海、西側も山と海。 

さて白島登山道を下山。15:45頃、前浜の民宿に到着。民宿の夕食が豪華であった。金目鯛の頭と尻尾が皿から飛び出ていて、そこに金目鯛、ハチビキ、赤イカの刺身が盛り付けられていた。他に、金目鯛の煮付け、サワラと赤イカのフライなど。ビールや地物の焼酎(盛若)で盛り上がる。 

翌日(5/14)は観光。

港からバスにのって、長浜海岸へ。さらに海岸沿いの舗装道路を赤崎遊歩道まで約30分歩く。海岸の岩はミルフィールのように何層にもなった曲線の模様がきれい。流紋岩とのことである。赤崎遊歩道を散策。陸側と岩側の間が木製の橋で複雑につながっている。水がエメラルド・グリーンですごくきれい。さてバスが来る保養センターまで歩いて戻り、足湯入ったりしてバスを待った。

11:00のバスで「まっちゃーれセンター」に戻り、隣の「よっちゃーれセンター」(海産物販売、食堂)で昼食。その後、各自、街中を散策。

13:30頃、高速ジェット船「セブンアイランド愛」に乗船。式根島、新島、利島、大島、久里浜に寄港しながら、17:45頃、竹下桟橋到着。竹下桟橋で解散となった。

自分は那須塩原駅に19:19に到着した。見慣れた風景を見て、非日常から日常に変わるんだなと感じた。ほんの数時間前は神津島の「よっちゃーれセンター」の漬け丼を食べていたことが、夢のような気がした。土曜日は雨に降られることもなく、山に登って絶景が見られ、夜はおいしい料理を味わって、最高の時間でした。

リーダーさんには船や宿の予約から現地での引率まで大変お世話になりました。特に、事前の天気予報が良くなかったので、雨の時の心配などで心穏やかではなかったかと思います。本当にありがとうございました。 

なお、あちさん情報によれば、我々が帰りの船に乗って間もなく、神津島は豪雨と震度3の地震があったそうです。我々はやっぱり神様に守られているのかも…。

 

天上山
黒島展望山
豪華な食事

木曽駒ケ岳(2956m)・宝剣岳(2931m)

2023.5.20(金)~21(土)

メンバー つんさん(L・記)、まなちゃん(SL)、kakky、TF、こばちゃん、アキ、エミリー、とこ

行程
5/20(金)黒磯板室IC=駒ケ根市=駒ケ根キャンプセンターコテージ(泊)
5/21(土)菅の台バスセンター=駒ケ根ロープウェイ・・ロープウェイ千畳敷駅--千畳敷カール--乗越浄土--中岳--木曽駒ケ岳--宝剣山荘--宝剣岳--千畳敷カール--ロープウェイ・バス=黒磯板室IC

本来なら、初日は残雪期のカールを登り、宝剣山荘に宿泊の予定だったが、5/20の雨天予報により山荘をキャンセル。初日は移動日として、麓のコテージに宿泊し、5/21に日帰りでの駒ヶ岳登山と変更した。
5/20は8:00黒磯板室IC出発。駒ケ根市到着し、昼食はソースカツ丼で有名な明治亭へ。その後、マルスウイスキー醸造所を見学。お酒大好き人が多く、ウイスキーの製造工程を見学の後は、思い思いのウイスキーを購入し、キャンプ場に向かう。コテージは2棟、モンベル割引で1棟17500円(1人当たり4400円程)。6人使用の大きなログハウスはふかふかのベッドや調理器具一式が揃い、快適だ。女子の皆様にカレーを作っていただき、宴会突入、酒が進む。

5/21、7:20コテージを出て、すぐにバス停。バスとロープウェイのチケットを買って、バス、ロープウェイと乗り継いでロープウェイ千畳敷駅に到着。目の前に、残雪に輝く、千畳敷カールと宝剣岳などの山々がそびえる。最初ツボ足、途中でアイゼン装着・ピッケルを装備。急登を登る。上部の八丁坂は斜度もあり、緊張する場面だ。登り切り乗越浄土からは、アイゼン外し中岳に向かう。途中で雷鳥さんがいたが、せっかちな一行は気づかず通過。自分とエミリーで写真撮る。中岳からいったん下り、登り返すと木曽駒ケ岳山頂到着。天候は無風・適温であったが、遠望が利かず、惜しくも北南アルプスや御岳山などの展望は得られなかった。しかし近くに雷鳥が現れ、初めて見るメンバーも。
昼食後、宝剣山荘に戻り、ザックをデポして宝剣岳に登る。幸い雪もほとんどなく、楽しい岩場鎖場を超え山頂へ。峻険な山頂はスリル満点である。山荘に戻り、雪渓を下る。やはり八丁坂の急傾斜は緊張、慎重に下る。ロープウェイ千畳敷駅に到着。それぞれ乗り継いで車に戻り、近くの「こぶしの湯」で汗を流す。黒磯板室ICには9:10頃到着、無事、百名山であり百高山の木曽駒ケ岳登山は終了した。
千畳敷駅から見上げるカール
雪渓を急登
山頂
宝剣岳の岩場

中倉山 沢入山 サイコーの稜線歩き

2023/5/18

メンバー:あやや(L)・バレット(SL)・やす・さるちゃん・ノンちゃん・すーさん・クロさん・コジロー

 

涼しい日が続いていたのに、当日は夏日の予報。山行管理部長から充分な暑さ対策をとLINEが入る。

それでも朝は冷ややかな空気の中を久蔵川や松木川の水の綺麗さに見とれながら銅親水公園から登山口まで歩くこと50分。ワクワク感であまり長く感じない。

そして、登山口からいきなりの急登。暑い!苦しい!

「深い呼吸のほうが酸素を取り込めるよ」「歩幅小さいほうが楽だよ」と声をかけてもらうがハイと返事するのが精一杯。そこにハルゼミが追い打ちをかける。

が、稜線に出た途端あの絶景。日本のグランドキャニオンと言われる景色の中を男体山や社山をいつもと違う方向から見て、深く切れ込んだ川筋や、きっと人の足では行けない滝まで見えて鳥になった気分。涼しい風に吹かれながらサイコーの稜線歩き。

孤高のブナに挨拶をして、波平ピークを通り沢入山へ。遠く武尊山や谷川岳を見ながら昼食。

帰りは、登りで目に入らなかった花々を見る余裕も生まれ、何十年ぶりかの当たり年だと騒がれているシロヤシオ、ミツバツツジ、ヤマツツジに見送られながら軽快に下る。でも、足の疲れのせいか何度も転びトレッキングポールの使い方を教えてもらう。

帰る途中で立ち寄った東照温泉で汗を流し、ふくらはぎのアイシングを教えてもらいシャワーで冷やしたら、次の日覚悟していた筋肉痛がなくてビックリ!

 

入会後、初めてのBランク山行に挑戦して、今まで年に数回ゆるゆる山登りをしてきた私にとって衝撃的な山行だった。ゆっくり目な私に合わせてくれた皆さんに感謝。

孤高のブナ
絶景の稜線
花もきれい

筑波山 名峰のバーナーエリアで山食

山行日 2023年5月14日(日)
メンバー…土鍋リーダー、みーたん、大ちゃん、ふじさん(記)
烏ケ森公園を6時に出発しました。8時半頃に筑波山神社を参拝後、新緑の迎場コースでつつじ咲くつつじが丘を通り、急な階段状の岩場を登りました。前日の雨でぬかるみ岩がすべり苦労しました。母の胎内くぐりや弁慶七戻りなどの奇岩群を抜け、12時に女体山山頂。山頂からの絶景を楽しんだ後は、御幸ヶ原バーナーエリアで山食クッキングタイムから山飯。メニューはそれぞれホットサンド、焼き飯、ラーメン等でした。
まったり山食を楽しんだ後は、13時40分のケーブルカーで下山しました。リニューアルしたばかりのつくばの湯で汗を流し、道の駅しもつまでお土産を買い、心配した雨にも降られず、盛りだくさんの山行を楽しみました。
バーナーエリアで昼食

花よりひもかわうどん 鳴神山

2023513日(土)

参加者:ラッセル(リーダー)、Falcon(サブリーダー)、ビーさん、サエちゃん、こばちやん、イコちゃん、かよちゃん、まさ、kakky、ゆず、ソウル、タモさん、mow

 

7時半に桐生市の駒形登山口から登山開始。この日、天気予報は「曇り時々雨」で初リーダーは決行か中止かの判断に神経を使ったのではと思います。前日にはメンバーに参加不参加の意志が確認されましたが、結果全員が参加。鳴神山のカッコソウの魅力もさることながら、下山後のひもかわうどんの昼食を楽しみにしていたメンバーが大半だったのでは?

登山道は始め沢沿いの登りでした。時々金網に囲まれた植生保護の区画があり、レンゲショウマなどの希少な植物を鹿の食害から保護しているとのことでした。小一時間程で沢と離れると、20分ほどの急登。新緑に映えるヤマツツジが満開で、しっとりした朱色に励まされます。9時前に肩の広場に到着。ここには雷神嶽(なるかみたけ)神社があり、狛犬ではなく狼が守っていました。雷の多い土地柄で雷神を祀る神社です。更に5分ほどの急登、最後は岩山をよじ登って頂上へ。周囲は雲に覆われて灰白一色でしたが、晴れていれば富士山も望める360°の眺望とのことです。

記念写真の後、椚田峠方面へ。ここから少し下ったところにカッコソウの群生地があります。花期にはギリギリ間に合い、守る会の方のお話を聞きながらピンク色の花を楽しみました。がっちりしたサクラソウといった風情の花は高い金網に囲われて大切に守られていました。

下山は赤柴登山口方面へ。林道の手前にはヒイラギソウの群生があり、こちらは花盛り。シソ科で葉も濃い紫の花の形もシソに似ています。ウツギやミヅキなどの樹木の白い花々を楽しみながら沢沿いの林道を30分ほど下り駒形登山口に戻りました。4時間弱の山行でした。

その後は楽しみにしていたひもかわうどんで昼食。桐生市内の田沼屋さんにはリーダーの予約で12時前に入店。筆者のいただいた肉汁つけ麺(ひもかわうどん)は、鰹と豚肉の出汁に濃い目の醤油味の温かいつけ汁につるつるとした喉越しの冷たい茹でたて幅広麺。絶品でした。「花よりひもかわうどん?」の山行に大満足で帰途につきました。(mow

筑波連山大縦走:神社チーム

2023429日(土)

メンバー:kakkyCL)、FalconSL)、とこ、ノンちゃん、山キュー、せき、あやや(記)

《大縦走を迎えるまで》

この山行概要が会報誌に載ったのは昨年12月。そこには、『筑波連山の北と南からスタートし、ルート上のどこかで遭遇する(はずの)異色の山行です』とあった。「どこかで遭遇」「異色の」~何とも心惹かれる文字が並んでいるではないか!さらにその後に続くのは『…山の会初の「2チームクロス方式」を採用…』とある。これまた「初の」「クロス方式」~何とも魅力的な文字ではないか!ただし、その後には『距離約28km、上り下りはそれぞれ2,300mを超える…』とも!

2月の定例会。この日は4月山行の説明があり、その夜9時半から参加申込みが始まる。この山行への参加~どうしよう?やっぱり自分には無理かな~諦めよう…と、その日は布団の中へ。しかし、眠れない。不安ながらも、歩いてみたい自分が頭の中をぐるぐる動き回っている。

翌日、リーダーに「キャンセル待ちでいいので…」と連絡すると、何と!キャンセルを待たずに参加OKの返事をいただけたではないか!この瞬間、不思議と体の中に熱いものが湧き上がってくるのを感じた。大きな目標ができたことで、やる気ホルモンのドーパミンが放出されたのかもしれない。

さて、やる気は出たものの、冷静に考えると28kmを歩いた後の自分の体はどんな状態になるのか?ダメージはどれくらい?…経験がない以上、分からない。どうにかなるかな?これって楽観バイアス?ダメダメ…その気になって本気で事前のトレーニングに励む必要があるだろう~と、真剣に考えた。

しかし、そこはリーダー、ありがたくも、4月上旬に古賀志山でのトレーニング登山を計画してくれた。ところが、都合で参加できなくなってしまった私は、またまた不安になってしまった。「どうする〇〇?」

こうなったら自主トレをやるしかない。近くの御亭山ピストンをハイペース(自分としては…)で二回歩いた。約9km2時間40分。ペースを上げれば当然ながら時間はかからない。大縦走は計画では13時間だ。「どうする〇〇?」 ならば…と思いついたのが「岩瀬駅~加波山ピストン」トレ。20kmは歩ける。標高差は1,500m弱。予習トレだ!と、決行。結果、心配するほどの体へのダメージは無かった。これで、不安が払拭されたわけではないが、ここまで来たら腹を据えて向かうのみ!!

《当日~いざ、大縦走!》

明け方3時集合。筑波山神社第3駐車場へ。開門は5時だったため15分ほど待機。朝食。緊張。トイレが近くにあって良かった。

520分スタート。神社で無事を祈り、登山道へ。リーダー、結構なハイペース。男体山には予定より早く到着!休憩。

続いて女体山へ。いつもなら混み合う山頂は、早朝とあって空いていた。登頂の証拠写真を…と、二枚目の集合写真撮影(以後、ピークごとに撮影)

女体山からキャンプ場への下りは急坂。その後、きのこ山に向かうが、林道から山道に入る場所が分かりにくい所があり、スマホGPSで確認しながら進んだ。

1033分、きのこ山到着。昼食休憩30分。この先も長い。しっかり食べた。

きのこ山をスタートして間もなく1117分、岩瀬チームと合流。無事に車の鍵を交換して足尾山に向かう。長く、急勾配の階段あり。キツイ!こんな時、最後尾のFalconが気合を入れてくれる。「あと〇mですよ~頑張りましょう~」と。目標の数字が示されると「よし、そこまで頑張ろう!」と思って歩けるものである。

1210分、今日の行程のほぼ中間地点の足尾山に到着。最初のピークの筑波山が良く見える。スタートから7時間は経過している。いつもの山行ならこの辺りで終了となることも多いが、今日はまだ先がある。

丸山までは、林道と山道を繰り返す。急登になっても山道のほうが歩きやすい。加波山への登りも厳しかった。加波山からは残り約10km。先が見えてきた。行動食を摂る。燕山までは上り坂の林道。ここまでは、ほぼ計画通りのコースタイムだった。

ところが、ここから雨引山までのコースで、リーダーが思いのほかペースを上げてきたではないか!2時間のコースタイムを30分も短縮!これまでのアップダウンより確かに標高差が小さくなっているのを把握してのスピードアップのよう。それでも、メンバー全員、口数は少なくなっても余裕で歩いているから凄い。自分も弱音は吐けない。

16時、雨引山到着。ラストスパートのためのエネルギー補給後、最後のピーク御嶽山を通過して、1725分に無事に岩瀬駅到着!

いやぁ~歩いた、歩いた、歩き切った~~~!!!

山行前、あれだけ不安で、心配で…の時間が、あっという間に吹っ飛んだ気分だった。

幸い、身体へのダメージはさほどではなく、翌日も、ちゃんと家事もできた。

チャレンジして良かった…と、つくづく思えた山行であった。

筑波山
心地よい風を受けて
緑の中の風車
ゴールの岩瀬駅!

歓迎山行 御亭山 

山行日 令和5年4月23日(日)
 グループ1.L.ケンちゃんあっこちゃん、沢ちゃん、土鍋、新入会員ことりん、あゆみ 計7人
 グループ2 L 急便、アキ,麗子、あち、新入会員、コジロー、テル 計7人
 グループ3 SLクロさん、ミサオガノ、イカさん、 さくちゃん 新入会員 ふじさん、TF 計6人
 グループ4  L、山ちゃん、ラッセル、まさ、みーたん 新入会員 チャコ,タモさん、大ちゃん 計7人,
合計27人。
御亭山は大田原市黒羽にある標高512.9mの山です。山頂からの眺望は素晴らしく、那須連山、日光連山、那須野が原はもちろん、富士山が見える事もあります。
時期が合えば季節の花が迎えてくれる。当日は天気も良く、道の駅、那須与一の郷7時に集合して車7台で登山口に近い駐車場に行ってから4グループに分かれて出発しました。
登山口からいきなりの数百段の階段が表れる。大変な急勾配で、疲労感でいっぱいでした。そこからは緩やかな登りと下りがあり2時間あまりで頂上に着きました。しかし頂上に行くまでは景色は森の中のため見られませんでした。花も見頃なら、桜、ショウジョウバカマの群生があるのですが、既に終わっていました。
頂上でそれぞれ昼食をとるところで、ビックリが発生、なんとまなちゃんが自転車で頂上まで登って来ていました。
昼食の後、新入会員をメインにしたミーティングが行われ新入会員さんの感想などを語って頂きましたが今日は楽しかった、これからも頑張って続けて行きたい、又昔の職場が同じだった人がいました。
又、昔の知り合いだった人に会いましたなどそれぞれ良いコメントを頂きました。
それから同じルートで下山しました。道の駅にて14時頃解散しました。
新入会員の皆様、又会える日を楽しみにしています。

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2018年4月 那須塩原市に「なすしおばら山の会」誕生!
いろいろな山の会で多くの経験を積み重ねてきた、
ベテラン集団が立ち上げた山の会です。
創設から約6年!
新しい仲間がどんどん増えています。
ビギナーもベテランも大歓迎!
一緒に山をenjoyしませんか!

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